あしたのコウヘイ

罪を犯した若者とユウジ消臭とのお話

裁判中コウヘイ様は無収入

20年ぐらい前の話し

路上生活に身を落としてしまうことがあった!

実家の事業が崩壊し

パパは9億の負債を抱えて倒産!

一家は離散。

 

丁度芸術系大学卒業の私は

無視してカナダトロントに渡って行った!

兄は憤怒し、妹は精神を崩壊したね!笑っ

 

逃げる様に一泊のホテルしか決めず

カナダに渡り、

個展、ライブなどなど好きな様に遊び呆け

ちょうどその時、

ニューヨーク同時多発テロ勃発

一ヶ月後に訪れたNYは

沢山のメッセージカードと

献花に埋め尽くされ

カラフルな街は空気がグレーに代わっていた

 

グランドゼロ!

 

言葉を失い

この時ばかりは自然と涙が溢れた

 

一年が過ぎ去り

熱りも覚め日本帰国し

数ヶ月

日本社会に馴染める訳もなく

風に紅色が混ざり出した夏の終わり

始まった路上ライブ生活は過酷でした

 

昼間は公園に居座り

高層マンションの工事を眺める

結局5階ぐらいまで完成

 

数々のジジイ、ババアが

代わり番こに、

鳩に餌をやりにくる

そりゃ増えるわな

 

人は四方が囲まれ安全が確認できないと

絶対熟睡はできない事を体験し 

 

クーラーの効いた図書館では寝ている人は起こしにまわるルールがある

 

煙草が吸いたくてシケモクを探して歩き

薔薇族(ゲイ雑誌)にスカウトされ

精神的にも衰弱しきり

西成の炊き出しに並ぼうと

新たなる一線を越えようか迷っている時

 

ふと最後に祖母の安否を確認しようと

家の前に立ち寄った

たまたまた玄関にいた叔父に救出され

数ヶ月の路上生活は終わりを告げる

 

人生2度目の栄養失調になって飲んだ

ピルクルの味は格別にうまかった

 

 

すいません!本題は

 

そもそも裁判中(罪が確定する前)の人を新規で雇用していいのか?だった

 

答えはコウヘイ様が持っていた

 

「弁護士さんに相談にしたのですが」

「少しの制限を満たせば、特に働くことは問題ないと聞いています」

「警察の方も、西成で日後い労働してこいよ」と応援してくれたそうです。

 

冷静に考えれば裁判が2ヶ月、3ヶ月と長引くと生活を維持する事は難しい

 

ましてや加害者側は家族からの援助も望み薄だし、国が補助してくれる訳はない

 

仮に職を持っていたとしても解雇の可能性が高いのが現実

現金の獲得方法が限りなく難しい状況で

 

その上をいく新規での職探し

 

こうへい様、

ハートの強さは世界チャンピオンだね

 

路上生活始めたらいいじゃん夏だし

ギリギリいけるよ

 

その時、思い出した

 

路上生活中に

ご飯を食べさしてくれた人が唯一1人いた

ほんと物好きな人だ!

人間として大切な事を

沢山その人から学んだ気がする。

 

その人は数年後

 

僕のお嫁さんになってました

 

次回、こうへい様にジャッジメント